ココロビト

~明日使えるかもしれない心理学を気ままに発信~

受験生とそれを支える人へ読んでもらいたいお話

Snowy Field during Golden Hour  

暖冬だなんだというけれど、冬の朝はやっぱり寒い。

 

電車に乗り込むといつもはスマホゲームばっかりしていた学生の子も最近はいつの間にか、参考書に変わっていた。

 

今年もこの季節がやってきたんですね。

 

受験シーズン真っ盛り。

 

この先、一生使うかどうかもわからない公式や文法を毎日これでもかっていうくらい頭に詰め込んで眠気と闘いながら過ごした3年生最後の1ヶ月。

 

二度と戻りたくない過去だけど、これまでの人生でベスト3に入るくらい良い思い出だったような気がします。

 

それにしてもあの頃、受験生だった私はサイテーな野郎でした。笑

 

「試験を受けるのは自分だけなんだから、親は気楽でいいよな」とかおもってたけどそんなことないんですよね。

 

親だってきっとすごく大変だったんです。

 

私が今働いてる職場の女性スタッフさんに高校受験を控えている娘さんがいます。

 

休憩時間にお昼を一緒に食べる機会があったのですが、その時に娘さんの話しになりました。

 

「私は受験する立場じゃないけど、この時期はすごく疲れる。」

 

「受験は本人次第だから親がジタバタしたってしょうがないんだけどね。」

 

「やっぱり家族だからどうなっても構わないとはおもえないし、なにか少しでも力になれることはないかと考えちゃうんだよね。」

 

自分自身が子供の頃も「両親はそんな風に大変だったのかな」と考えさせられる出来事でした。

 

「子供が落ちたらどうしよう」とか、「受かってほしいけど背負わせ過ぎるとプレッシャーになってしまわないか」とかいろんなことを毎日考えて一番神経すり減らしているのは親のほうだったのかもしれません。

 

まだなにもわからない子供に悔しい思いをさせたくない。

けど「勉強しなさい」といって反抗されたら逆効果になるかもしれない。

 

難しい年頃だから毎日の些細な言動がケンカのキッカケにならないようできるだけ普段通りを心がけて。

 

試験日まで1ヶ月を切ると冬も本番。

 

寒い日の朝、気持ちよく起きられるようリビングを温めてくれたり、雨が降ると当たり前のようにバス停まで送ってくれた。

 

おばあちゃんや親戚から「渡しておいてね」と言われてもらったたくさんの合格祈願のグッズはプレッシャーに弱かった自分の為に、受験が終わるまで大切に取っておいてくれた。

 

期待が重荷になってしまわないように。

 

けどちゃんと応援してるという想いも込めて。

 

その年の初詣には、学問の神様のお守りをひとつだけくれた。

 

そこでかけてくれた言葉はたったの一言だけ。

 

「まぁ、ほどほどにがんばんなさい。」

 

その当時はなにも感じなかったけど、逆に『なにも感じない言葉』をあえて選んだんだとおもいます。

 

できる限り言葉を軽くして、それでもしっかり見守っているという想いを込めた母親の最大限の配慮。

 

今でもちゃんと覚えています。

 

受験をする時は一人だけど、その陰にはいろんな人の支えがある。

 

当時の自分にはそれがどれだけ有難い事なのかわかっていませんでした。

 

それでも後から必ずわかる日がくるとおもいます。

 

受験生でもなければ子供を育てる親でもないから、どちらの気持ちも半分くらいしかわかりません。

 

むしろ親の気持ちはまだ1割もわかってないかもしれない...

 

けどそんな中途半端な立場だからこそ書いてみようとおもいました。

 

すでに無事、試験を終えられた人は自分へのご褒美も大事ですが、支えてくれた周りの人への感謝も忘れないでください。

 

たった一言の『ありがとう』だけで報われる人がいます。

 

そしてこれから本番を迎える受験生の皆さん、そしてそれを支える全ての人へ。

 

ラストスパートです。

 

体調管理だけは気をつけて万全の状態で当日をお迎えください。

Girl in Red Short Sleeve Dress and Flower Headband Holding Pen and Writing on Paper on Table